「shadowing」という単語、読んだことは何度もあるのに、実際に声に出すとなると急に自信がなくなる。強勢は最初の音節?それとも2つ目?答えはシンプルです。SHAD-oh-ingという3音節で、強勢は最初の「SHAD」に置きます。IPA表記では /ˈʃæd.oʊ.ɪŋ/ 。まずこれを頭に入れて、口で実際に感じるところまで練習していきましょう。
音節ごとに分解する
3つのパーツ。それだけです。それぞれをゆっくり発音してから、つなげてみましょう。
音節1 — SHAD
ここが主役の音節です。3つの中でいちばん大きく、長く、音程も高い。母音は短い「ア」の音で、英語の「cat」「had」「grab」と同じ感覚です。顎をやや下げて、唇を軽く横に広げる——笑いかけて途中でやめたような口の形が目安です。舌は低く、口の中でフラットに置きます。
「SHAD」が主強勢を担うぶん、残り2つの音節を合わせたよりも長く時間をかけるイメージを持ってください。ここを急いでしまうと、単語全体がぼやけて聞こえます。
音節2 — oh
ここでつまずく人が多い。「ow」を「cow(牛)」の「ow」と同じように発音してしまうケースです。正しくは「oh」——「go」や「no」の「oh」と同じ二重母音 /oʊ/ です。唇を小さく丸めて前に突き出し、音が消えていく感じで軽く閉じます。
よくある失敗は、これを「uh」と発音してしまって「SHAD-uh-ing」になるパターン。唇の丸みをキープするのが肝心です。「shadow(影)」という単語は知っていますか?あの2音節目の「oh」と完全に同じです。「-ing」をつけても変わりません。
音節3 — ing
「singing」「running」など無数の英単語で耳にしてきた音ですね。ポイントは最後の「g」を破裂させないこと。「go」の「g」のようにはじく必要はなく、舌の奥を軟口蓋(口の天井の奥の柔らかい部分)に押し当てたまま保持します。空気は口ではなく鼻から抜ける。これが鼻音の /ɪŋ/ です。
まとめると:SHAD(強く・大きく)+ oh(唇を丸めて・中程度の音量)+ ing(柔らかく・鼻に抜ける)。3回続けて言えば、もう体が覚えます。

アメリカ英語とイギリス英語での発音の違い
発音サイトの多くは音声を1種類だけ載せて終わりにしがちです。でもCambridge Dictionaryの英米それぞれの音声を聞き比べると、微妙に違うことに気づくはずです。
差が出るのは第2音節。アメリカ英語では /oʊ/ がより丸くしっかりと出て、唇が前に出てから「oo」に近い音へ滑らかに移行します。イギリス英語では /ɒʊ/ に近い音で、母音の出発点が口の中でやや奥になります。
どちらを使うかで意味は変わりません。ただ、日本でTOEICや英検などアメリカ英語を基準とした試験対策をしているなら、丸みのあるアメリカ式の発音が自然に聞こえます。イギリス英語を目標にしているなら、母音を少し引っ込める意識を持ってください。いずれにしても、強勢はSHAD、音節数は3のまま変わりません。
「shadowing」という単語で、シャドーイング練習をしてみる
ここが多くの発音記事が見落としているポイントです。「shadowing」は発音すべき単語であると同時に、優れた発音練習法の名前でもあります。シャドーイングとは、短い音声を聞きながらほぼ同時に声に出して繰り返す練習法のこと。VOA Learning Englishによると、30秒から2分程度の音声クリップを使い、話者と一緒に話すように練習するのが基本です。
なら、「shadowing」という単語自体でシャドーイングをやってみましょう。3ステップです。
ステップ1: 発音クリップを探す。YouGlishには「shadowing」の実例が870件以上あります。1つ選んでください。または、2023年1月に公開されたVOA Learning Englishの発音動画でも確認できます。
ステップ2: まず一度、声を出さずに聞く。どの音節に強勢があるか、各音節をどれくらいの速さで移動しているかだけに集中します。
ステップ3: もう一度再生して、話者と同時に声に出す。話し終わるのを待つのではなく、影のように一緒に話す。話者と同じ速さ・同じ強さでSHADを出す。ズレたら巻き戻してやり直す。
最初は奇妙な感覚があるかもしれません。それは正常です。頭で単語を理解するのとは別に、口をネイティブスピーカーと同じように動かす訓練をするのがシャドーイングの本質だからです。

よくある発音ミス3パターン
検索上位の動画コンテンツではほとんど触れられていない3つのミスを、ここで整理します。
ミス1:強勢を第2音節に置いてしまう。 「sha-DOW-ing」と発音して、第2音節を強く叩いてしまうケースです。「sha」と「DOWWW-ing」が別々に聞こえてしまい、一つの単語として自然に聞こえません。SHADをいちばん大きく発音して、あとは自然に音量を落としていくのが正解です。
ミス2:「ow」を「cow」の「ow」で発音する。 「SHAD-oww-ing」と言ってしまうと、母音が完全に間違いです。正しい母音は「go」の「oh」。間違い:SHAD-oww-ing。正解:SHAD-oh-ing。
ミス3:語末の「g」音を完全に省く。 くだけたアメリカ英語では「shadow-in」のように鼻音を省くことがありますが、プレゼンや授業、録音など明確さが求められる場面では、舌を軟口蓋にしっかり当てて /ɪŋ/ まで発音しきりましょう。
「shadow」に「-ing」をつけると発音は変わる?
ほとんど変わりません。「shadow」は2音節——SHAD-oh。「shadowing」は3音節——SHAD-oh-ing。強勢は両方とも第1音節のまま、母音の音も変わりません。単純に /ɪŋ/ を末尾に足すだけです。
これを知っておく価値があるのは、英語がいつもこのルールに従うわけではないからです。たとえば「photograph」と「photography」では、接尾辞を加えると強勢が第1音節から第2音節へ移動します。また「record」は名詞なら RE-cord、動詞なら re-CORD と強勢位置が変わります。英語はこういう罠だらけです。その点「shadow」から「shadowing」への変化はシンプルで、強勢はそのまま。覚える負担が少ない単語です。
「shadowing」という単語の意味
発音は同じで、意味が2つあります。
ひとつは、語学学習の手法としてのシャドーイング。ポッドキャストやニュース、会話などを聞きながら、ほぼ同時に声に出して繰り返すことで、自然なリズムや強勢パターンを体に染み込ませる方法です。
もうひとつは、日常英語での「(人の)後をついて観察する」という意味。「work shadowing」「job shadowing」という表現では、新入社員や学生が経験者に同行して仕事を学ぶ様子を指します。日本語で言えば「職場体験」に近いイメージです。
どちらの意味でも、3音節・SHADに強勢・発音は同じです。
仕上げの練習文
声に出してみてください:"I've been shadowing this podcast host to fix my pronunciation."
「SHAD」を強く叩き、「oh」を滑らかに流し、「ing」で柔らかく締める。そのまま同じ文を3回繰り返す。3回目には、単語が口になじんでいるはずです。
FAQ
「shadowing」は英語でどう発音しますか?
3音節で SHAD-oh-ing と発音します。IPA表記は /ˈʃæd.oʊ.ɪŋ/ 。第1音節「SHAD」を最も強く発音し、残り2つは音量を落として続けます。
「shadowing」は2音節ですか、3音節ですか?
3音節です。SHAD(1)、oh(2)、ing(3)。元の「shadow」は2音節ですが、「-ing」を加えることで音節が1つ増えます。
「shadowing」の強勢はどこに置きますか?
第1音節の SHAD です。アメリカ英語でもイギリス英語でも変わりません。第2・第3音節は非強勢です。
発音練習のシャドーイング技法とはどういうものですか?
30秒から2分程度の音声クリップを聞きながら、ほぼ同時に声に出して繰り返す練習法です。話者のリズム・強勢・イントネーションを真似ることで、口の動きをネイティブに近づけます。VOA Learning Englishが英語スピーキング向上に特に効果的な方法として紹介しています。


